セネガルで私の住んでいるのは、ニオロという小さなまち。
首都から300km、おんぼろバスや車では6時間以上かかる。
ニオロ最寄の大都市はカオラック。
交通の中継地点で、かなり大きなまち。
ゴミが半端なく散乱しており、下水とかもぐちゃぐちゃで、あまり人の住むところじゃなさそうなこのまちは別名;ゴミとハエのまち。
ニオロからカオラックまでの距離約55km、おんぼろ車でぶっとばして約1時間。
ここ55kmを、完歩しようという企画。
しかも一日で。
行けるかなーと思ったけど、一番の難関はこの暑さ。
いっときよりはだいぶましになったけど、日中はまだ気温40度を超える。
暑さを避けるため、まだ暗いけどかなり涼しい朝5時からスタート。
ちなみにこれはお揃いで作った(ペイントした)ユニフォームのタンクトップ。

一人ひとり好きな感じを入れました。
「歩」、わたるくんは歩にさんずいを付けて「渉」、「満」、うっちーは知子の「知」、
そして私はもちろん「猫」!!!
一つ目の村クール・ンダリィ・ンジャイ

二つ目の村パオスコット

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五つ目の村ディンギライ
ここで朝ごはんを食べて

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七つ目の村ガッパ
ここには知り合いの家があるのでそこでおトイレを借り

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九つ目の村ンドファン
で子どもと一緒に。
ここまでで26km達成。

ここで疲れたので木の下で昼食・仮眠。

ここからが長かった。
まず昼を過ぎてきたので暑い。
そして今までのように村が頻繁にないので見渡す限り道、
まっすぐな
道・・・・!!

で、色々とやってみたり

そしてその5km先、記念すべき10つ目の村
その名もクール・バカ(バカの村)

この看板と写真を撮るのが大きな目標だったので、ここでやめようか・・・と思ったけど、とりあえずまだ歩き続ける。
しかし、疲れがピークに。
足には水ぶくれもできるし、水を売っているような店のある村も全然なくて、水分も尽きてきて・・・
最後の5kmくらいはあまり記憶がないくらい疲れていて、歩く死人のようだった。

最後にかけてこんな感じで写真を見ると、私だけ著しく疲れている。

最後の方はもう写真を撮るときは立てなくなっている・・・

やっとのことで、約42.195km地点、最後の村Koumbalに到着!

ここから先はもう一歩も動けないー!というくらいみんな疲れ+水部不足だったので、さっさと道端でバスを拾ってカオラックまで帰ることにしました。
ところが何事も気持ちよく進まないのがセネガル。
カオラックまで帰るために車を路上で待っていたのだが、通りがかったから止めたタクシーのおやじたち、
「一人500FCA!」(約100円)
という。
しかしそれを耳にした村人たちが親切にも私たちに、
「普通一人200FCAだから、500も払っちゃだめよ!」
という。
外国人だからって、倍以上の値段で吹っかけてきているのである。
こんな人種差別は日常茶飯事だけど、42km歩いて疲れ切った心と体には酷で、イッラーーときた。
だからそのタクシーはそんなに払わんわ、うそつき!といって追い返した。
それから車を待っている間、タクシー運転手たちと私たちの会話を聞いていた村人たちが口々に
「200FCAだからね!」
とささやいてくる。
次に止まった大型バス、バスだからタクシーよりも絶対に安いはずなのに、こいつらもまた
「500FCA!!」
といってくる。
私たちが外国人だから!
ばかやろう200FCAだってこっちは知ってるんだからな200で乗せやがれと疲れでイライラした私たちは抗議する。
その後ろで村人たちも、いいか、200だぞーーと叫ぶ。
そして無事正規の値段、200FCAで乗りカオラックへと着いた私たち。
この村では人々が優しくて、私たちに本当の値段を教えてくれたけど、そうもいかない場合も多い。
ぼったくろうとしている奴のまわりの奴らもチームになって、うその値段を吹き込んでくることも多い。
先日同居人のうっちーは市場でお菓子を買おうとして、4倍の値段でぼったくられそうになり、まわりの奴らも寄ってたかってぼったくりばばぁの味方をし、怒ったうっちーが市場で働く友達(セネガル人)を連れて舞い戻り、抗議をして金を返せといったら100硬貨を投げつけられ、はよ帰れ!
(うっちーのブログ参照http://ameblo.jp/tomotaso21/entry-11259021149.html)
と言われた、という本当に嫌な経験もした。
(まぁこんなこと結構いつもあるんですけどね)
この一日かけて42km歩いたときも、通る村むらでは必ず
「チュバーーーーーップ!!」(白人ーー!という意味)
と叫ばれ、
それだけなら笑って手を振ってやってもいいけど、
遠くから
「金くれーーーー」
と叫ばれたりも結構した。
ニオロを歩いていれば道端で金をくれと言われない日はない。
そんなことを気にするのはナイーブだし、日本円にすればたった数十円のこと、気にする必要ない、気にならないという人も絶対にいると思うけど、私はいつまでたってもこの人たちは金くれ、ものくれ、と言うこと、外に出ればそう言われない日はないことが非常にいやです。
たまになら許せても、毎日言われればなんなんだこいつら!と思いたくもなります。
そしてたった十数円だけど、肌の色でそういう差別をするのは許せないので、吹っかけられたときはセネガル在住全外国人を代表する気持ちで、外国人の権利のため、正義と公正のため!と思い熱く抗議します。
セネガル人は肌の色の黒いいわゆるアフリカ人なので、アメリカや南アフリカでの肌の黒いアフリカ系の人々への差別の話は学校でも先生は好んでするし、キング牧師とか、アフリカ系の人権を獲得した偉人の話とか大好きです。
でも彼らは自分たちが肌の色の違う人たちに差別をしていることなんて、みじんも気づいていない、むしろ白人は金をもっているんだからくれと言って何が悪い、当然、と思っています。
それは、先進国からの援助に漬かりきったこの国の、この大陸の歴史のせいなのかもしれません。
援助に漬けこんでいる側の外国人も悪いとは思うけど、なんでもくれというセネガル人を見ていると、お前らに尊厳はないのか!恥を知れ!ていうかもっと一生懸命働けーー!と思ってしまう。
42km歩いたりして、楽しい思い出もたくさんあるセネガルだけど、いまだにセネガル人好きか、と聞かれればはい!!と自信を持っては答えられないし、任期があと4か月となった今、セネガル人によく
「この2年のあと、セネガルにまた戻って来るか」
と聞かれるけど、口ではもちろん!と言いながらも、心の中では、もうお腹いっぱいだよセネガル、と思ってしまう私。
でも私たちがこうやっていつも嫌な思いをするのは住んでいる地域・まち(いなかだから、というのは大きいと思う)そして性別が女子だから、ということも大きいので、こういうのは個人的な感想であり、セネガル大好き、日本戻りたくないー!という人だって中にはいますよ。
なんか最後は嫌な思いをしたので愚痴っぽくなってしまいましたが、とりあえず、42km完歩、やったー!
な先週末でした。
ちなみに最後は日焼けした肌をいたわりパックをして就寝。

こちら私の同居人内村さん、この夜は疲れすぎていたらしくわけのわからない寝言を連発。
「私パイナップルでいいよー」
と隣で寝ている私にささやきかけてきましたとさ。



















